間違ったストレッチは危険
ストレッチは、筋肉を伸ばす運動のことで、無理のない範囲内で伸ばしていれば、筋肉や関節を炒めることはありませんし、心身を良好な状態にしてくれるもの。
疲れたときや、肩が凝ったときなどに勢いよく伸ばすと気持ちよくなることがありますが、伸ばしている筋肉をさらに伸ばそうとするとかえって筋肉を痛めることに繋がります。
ストレッチを行うときの鉄則は「痛みを感じるまで筋肉を伸ばしすぎない」ということで、ストレッチを甘くみてはいけません。
ストレッチのことを軽い運動だと考えている人が多いようですが、実はやり方によっては筋肉や関節を痛めるほどの大きな力ともなりますし、しっかりと正しいストレッチを行うことが大切です。
間違ったストレッチ
筋肉は、伸ばしすぎるとその筋肉を作っている細胞や血管が切れて痛みを起こします。
筋肉は筋細胞と呼ばれる細長い繊維状の細胞が集まってできていて、ストレッチを行うとその筋細胞が伸ばされることになります。
この筋細胞は弾力性があるので、ある程度は引き伸ばされても問題ありませんが、それ以上に伸ばされると筋細胞が切れることがあります。
またストレッチは筋肉の周りにある毛細血管も伸ばしますし、伸ばしすぎるとこちらの毛細血管も破れて痛みに変わることがあります。
実際のところ、多少痛みがあるくらいまでストレッチを行いたくなるものですが、このような注意点をよくよく理解し、適度なところで抑えておくことが大切です。