スポーツトレーニング理論

スポーツトレーニングの正しい基礎知識

体脂肪の話

筋トレ好きも、ダイエットしたい人も気になるのが体脂肪。

そもそも体脂肪というのは皮膚の下に蓄えられる「皮下脂肪」、胃や腸などの内臓の間に埋まる「内臓脂肪」のほかにも筋肉間の結合組織にも蓄積されています。

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原理としては、1日の栄養摂取量とエネルギー消費量のバランスにおいて、栄養摂取量のほうが多い場合に脂質は当然のことながら、余剰に摂取したタンパク質や糖質も脂肪となって蓄積されることになります。

一般的に脂肪というと、思いっきり嫌われがちなものですが、実は1gあたり9キロカロリーのエネルギーがあって、この数値はタンパク質や糖質などの2倍のエネルギーとなっていて、実は貴重なエネルギー貯蔵庫でもあるんですよ。

また、嫌われまくっている内臓脂肪ですけど、これらの臓器の間にある内臓脂肪というのは、カラダの動きに対する潤滑油のようなもので、皮下脂肪は体温維持の役割も果たしています。

なので、体脂肪というのは全くゼロにすることはできず、人にとって大切なものでもあったりするんです。

さて気になる体脂肪率なのですが、この数値は「体重に対して脂肪がどれくらいの割合でついているか」という数値で、計算式は「脂肪量(kg)÷体重(kg)×100=体脂肪率(%)」となります。

目安としては、体脂肪率が先人男性が15~20%、成人女性が20~25%であれば一般的な数値となっていて、男性で25%以上、女性で30%以上になると肥満と言われます。

さて、この体脂肪率なんですけど、多くの人は運動後やお風呂上がりに図ったりするとは思うんですけど、実は体脂肪率を図るタイミングがあるようで、タニタによれば昼食から2時間あけ、15分間安静にした上で計測しているのだそうですよ。

しかもお風呂上がりよりも、お風呂に入る前のほうが断然いいのだとか。