スポーツトレーニング理論

スポーツトレーニングの正しい基礎知識

靭帯の仕組み

骨と骨がつながっている部分は関節で、骨と骨は靭帯でつながっています。

この靭帯というのは、関節のわまりや中に何本もあって、骨と骨がはずれないようにしっかりとつなぎあわせていて、強い靭帯では1平方センチメートル辺り数百kgの力に耐え抜くことができます。

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最近では、メジャーリーグで二刀流を目指している大谷選手の右肘に新たな損傷が見つかり、靭帯再生手術のトミー・ジョン手術を受けるか、受けないかということがニュースになっていますね。

この靭帯の働きによって、関節に不都合な動きが起こらないようになっているのですが、スポーツや事故などでは、不意におおきな力が加わり、その力に靭帯の強度が耐えきることができず、靭帯が伸びたり、傷ついたり、ひどい場合靭帯が切れてしまうことがあります。

このように靱帯損傷や靭帯断裂が起こってしまった場合、しばらくは運動することができなくなります。 基本的に靭帯が断裂してしまった場合でも、すぐに適切な治療を行えばもとどおりになるのですが、これを放っておくと靭帯が切れた箇所が不安定になり力が入りにくくなったり、痛みを感じるようになります。

こうなった場合であれば、手術で靭帯をつなぎ合わせる必要があり、人工靭帯やカラダの別の部分の靭帯を持ってきてつなぎ合わせるなどの処置が行われます。

今、大谷選手が悩んでいるトミー・ジョン手術も別の靭帯を右肘じん帯に移植するという形となります。